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寒いと腰が痛いのはなぜ!?
寒いと腰が痛くなる原因には、いくつかの要因が関係しています。寒冷環境にさらされると、体はさまざまな反応を示しますが、それが腰痛を引き起こす理由について詳しく説明します。
1. 筋肉の硬直
寒い環境に置かれると、体は熱を保とうとするため、無意識に筋肉を縮めることがあります。この筋肉の縮みが、腰部の筋肉にも影響を与えます。特に、腰の周りの筋肉は冷えると柔軟性が失われ、硬直しやすくなります。硬直した筋肉は、血流が悪くなり、筋肉内の酸素供給が減少することで、痛みを引き起こすことがあります。
2. 血行不良
寒さにさらされると、体は体温を保つために血管を収縮させ、末端部分(手や足など)への血流が減少します。腰周りの筋肉や関節も同様に血行が悪くなり、酸素や栄養素が十分に届かなくなります。この血行不良が続くと、筋肉や関節が痛みやすくなります。
3. 関節の硬化
寒冷環境では、関節液(滑液)の粘度が高くなり、関節の動きが鈍くなります。腰の関節、特に脊椎の関節は寒さの影響を受けやすく、関節の可動域が狭くなります。これにより、日常的な動作や動きの中で腰に過剰な負荷がかかり、痛みを感じることがあります。関節が硬くなることで、体の動きが制限され、腰に負担がかかりやすくなります。
4. 姿勢の悪化
寒いと体が自然に縮こまることがあり、姿勢が悪くなることがあります。特に冷えた環境では、体を丸めて縮こまることで、腰に負担がかかりやすくなります。姿勢が悪いと、腰椎に不自然な力がかかり、腰痛が発生する原因となることがあります。
5. 筋力の低下
寒さによって活動量が減ると、腰の筋肉を使う機会も少なくなります。その結果、腰周りの筋力が弱まり、筋肉が支えるべき骨や関節に負担がかかりやすくなります。筋力が低下した状態では、軽い動作でも腰痛を感じやすくなります。
6. 既存の腰痛の悪化
もともと腰痛を抱えている人は、寒さが原因で症状が悪化することがあります。寒さが引き金となり、筋肉がさらに硬くなったり、血行が悪くなったりすることで、慢性的な腰痛が強くなることがあるため、寒い季節には特に注意が必要です。
7. ストレスや緊張
寒さは身体的なストレスを引き起こすことがあります。寒冷環境で体が硬くなると、無意識に筋肉に力が入ってしまうことがあります。特に、寒さにより体が緊張し、腰周りの筋肉に負担がかかると、痛みが引き起こされることがあります。
8. 不適切な衣服や冷え対策
寒いと、腰をしっかり温めることが重要ですが、逆に不適切な衣服や冷え対策をしていると、体が冷えてしまい、筋肉や関節に悪影響を与えることがあります。特に、腰に負担がかかるような衣服を着ることは、冷えを引き起こし、腰痛を悪化させる原因になります。
まとめ
寒さが腰に痛みを引き起こす原因としては、筋肉の硬直、血行不良、関節の硬化、姿勢の悪化、筋力の低下などが挙げられます。寒冷環境では体が冷えやすく、筋肉や関節が硬くなりやすいため、腰痛を感じやすくなります。これを防ぐためには、適切な服装で冷えを防ぎ、体を温めることが重要です。また、筋肉を柔軟に保つために軽い運動を心がけることも有効です。
当院では、固くなった筋肉に対しての手技療法、電気治療や電波などを利用して血行を促進し筋肉を緩めた治療を行っております。
また、姿勢の悪さや歪みに対してもアプローチしていき身体が硬くなってしまう原因を根本的に治療します。
すみれ接骨院でも、これからの寒い時期は特に腰痛で悩む患者様が多くなる傾向があります。
身体を冷やさない為に湯船に浸かったりカイロを利用したりして対策していきましょう!